IKYF Seminar Report 2010 - Satoshi Tsukada

The AKR has requested seminar stories and reports to share with those who could not attend the 2010 IKYF tournament and seminar in Japan. Here is the report of Satoshi Tsukada, Sandan, Southern California Kyudo Renmei.

国際セミナーの感想
三段、 塚田 哲資・Southern California Kyudo Renmei

今回二度目の国際セミナーが明治神宮で開催されると聞いて内心小躍りしたくらい
嬉しいニュースでした。 早速セミナーの参加を決めました、何故なら第一回の国際セミナーの印象がとても強く頭の中に残っており、又東京でしかも明治神宮で諸先生方
から直接ご指導をいただくという滅多にないチャンスです。 どちらかというと興奮
気味に決定をしたような次第でした。

Sensei instructing at the seminar.

私は生まれも育ちも東京ですが殆ど明治神宮の事は知りませんでした。 ましてあの
鬱蒼とした森が人口の植栽でしかも10万本を超える日本全国からの献木だと知ったのは第一回の国際セミナーの時でした。 今回世界中特にヨーロッパからの参加者が多く二度に分けてのセミナーと言う事で全日本弓道連盟の皆様方の並々ならぬ努力によって準備万端の受け入れ態勢の中で一部ヨーロッパの参加予定者が自然災害によって急遽
来られなくなった事は残念でたまりませんでした。 それでも懸命にセミナーに参加しようと試験前日に到着した人達には本当に頭の下がる思いで一杯でした。 私共三段の受講者は唯一英語で話された範士八段飯島正大先生、教士八段小澤通春先生、教士七段渡辺晴美先生、教士七段坂本武彦先生とそうそうたる講師陣によって三日間の誠に
有意義なセミナーを受ける事ができました。 どの先生方も非常に熱心に教えて下さり感謝、感謝です。 おりしも東京はとても寒くセミナー中もあの寒さの中を一生懸命に教えて下さった先生方には本当に頭が下がりました。

なんといってもあの素晴らしい明治神宮の荘厳たる環境の中で綺麗に磨かれた至誠館、中央道場、28メートル先にある安土の中には綺麗にセットされた霞的、全てがとても美しく厳かに見えるのは多分私一人ではなかったと思います。 又、アメリカのセミナーを担当された範士八段の先生方が私共の事を覚えていて下さって、時には名前まで呼んでいただきただ驚きとしかいいようがありませんでした。 この先生方との再会は私共の心に深く思い出として刻まれました。 日本で五段錬士の友人がいますが、私達が平気で先生方と和気藹藹としてるのを見てびっくりしていましたアメリカにいると言うだけで私達は眼には見えない沢山の恩恵を弓道を通して戴いているのだなとつくずく感じました。

Sensei instructing at the seminar.


私は4月の始めにアメリカを発ち島根県の足立美術館を訪れ世界で最も美しい日本庭園と足立さんと言う人が集めた有名な日本画家や陶芸家の美術品も鑑賞することが出来
とても良かったです。 又、寒かったせいで東京の有名な桜スポット千鳥が淵と新宿
御苑では本当に素晴らしい桜を堪能する事が出来ました。 セミナーまで時間があり
義弟の家の近くに弓道場があるとの事で一般参加の時を待って出発しようと思いました。
あいにくの小雨意を決して義弟の自転車を借りて弓と矢筒を肩から背負い片手に傘片手はハンドルを握って練習場までおよそ15分、狭い道でしたがその寒さに手がかじかんで思わず近くのセブンイレブンに飛び込み手袋は無いかと聞いたところ、もう時期はずれだから置いてませんとの返事、とにかくやっとの思いで武蔵野市の体育館に着くと弓道場はエレベーターで四階、一回の使用料が400円それも自動販売機で券を購入。 道場には寒さと朝早いので誰もいず、ここは普段着のままでもいいと聞いていましたので一人で準備をし28メートルを練習していました。 暫くすると年配の着物姿の女性が入ってきて的には向わず傍に置いてある巻藁に向って黙々と練習を始めたのです。 私が時間が来たので帰る時もまだ黙々と巻藁に向っていました、ちょっと恥ずかしい気がしました。 もう一回は宿泊先から地下鉄で四つ目の駅で降り徒歩で目黒の中央体育館に武徳殿の仲間と三人で行きました。 ここは階段で四階にある弓道場で(道衣も着用しませんと入れません)練習させてもらいました。 ここは指導者の方々が何人かいらしていろいろ教えていただきました。 使用料は一般200円、シニア100円という安さ、この施設なんと日本は恵まれている事かと感心しました、羨ましい限りです。 

いつか何としても私達も28メートルの道場が必要だとつくずく思いました。 沢山の思い出を残して日本を後にして我が家に着いて時々届く出身大学からのニュースを見てましたらなんと昨年全日本男子弓道選手権で優勝し満面の笑みを浮かべて天皇杯のカップを抱えている人がどっかで見た人だと思いましたら世界弓道大会で日本代表を努めた教士七段の安部智氏でした。 国際セミナーが先生方皆様のご尽力によって成功した事に心から感謝しますと共に今後益々盛んとなって弓道がますます発展する事を願ってやまない次第です。


Students watching instruction at the seminar.